■逃げる寺■

cuento de fantasía "nigerutera"

 京都の北の外れに深い森に抱かれて小さなお寺がありました。隠れるように、たぶん、いまもそのままでしょう、歴とした禅門なのに、参道もなければ山門もなく、住持の影もないまま、本堂らしき堂宇に少し離れて低棟の庫裡が一つあるきり。なのにどこか凛として……。そのけしきがうつくしくて、小僧のむかしに重ねてみました。

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